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雑誌コードと定期刊行物JANコードについて

定期刊行物JANコードのチェックデジットの計算方法
詳細「運用の手引き」P.10~11

 JANコードに準拠した13桁のコード体系[以下、JAN コード(準拠)]に、価格を表現するための5桁のアドオンコードを付加し、合計18桁で構成されています。
 詳しくは定期刊行物JANコードの概要をご覧ください。

*「2026年1月号」表記のものから下記仕様に変更。「2025年12月号」表記のものまでは「運用の手引き2016年版」をご覧ください。

1. JANコードの部分チェックデジット計算方法

 チェックデジット(check digit)は、読み誤りがないかを自動的にチェックするための数字です。
 このチェックデジットの計算方法は「モジュラス10、ウエイト3.1」と呼ばれ、JISに定められています。

チェックデジットの検算はこちら

<例>

●雑誌コード:17631 「BE-PAL」2026年1月号 本体価格1,000円とした例

●JANコード JANコード

●JANコードに右端から桁番号を割り振ります。

桁番号 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
JANコード 4 9 1 2 1 7 6 3 1 0 1 6 CD

●桁番号に基づき、次のように計算します。

①偶数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
9+2+7+3+0+6=27

②算出された数字を3倍にします。
27×3=81

③CDを除いた、奇数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
4+1+1+6+1+1=14

④ ②と③の数字を合計します。
81+14=95

⑤合計数の下1桁の数字の補数(10から引いた数)がチェックデジットになります。
10-5=5

⑥定期刊行物JANコード(アドオンコードを含まない)は、4912176310165 となります。

※下1桁が「0」の場合は、チェックデジットも「0」となります。

【注意】書籍に表示されるISBNコードのチェックデジットとは計算方法が異なります。

2. アドオンコード部分のチェックデジット計算方法

<例>

●本体価格: 952円

●アドオンコード:『 00952 』

●アドオンコードに左端から桁番号を割り振ります。

桁番号 1 2 3 4 5
アドオン 0 0 9 5 2

●桁番号に基づき、次のように計算します。

①奇数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
0+9+2 = 11

②算出された数字を3倍します。
11×3 = 33

③偶数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
0+5 = 5

④算出された数字を9倍します。
5×9 = 45

⑤ ②と④の数字を合計します。
33+45 = 78

⑥チェックデジットは、「8」となります。

  • JANコード等では、チェックデジットそのものが1桁の数字で表記されていますが、アドオンコードでは数字上の表記はされません。
    そこで、<例>で求めたチェックデジットを、下記の5桁の数字バーコード表記方法で表しています。
    これを『パリティチェック方式』と呼びます。
【パリティチェックの算出方法】
  アドオンシンボルのパリティパターン
チェックデジット 1桁 2桁 3桁 4桁 5桁
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
【パリティチェックの算出方法におけるA・Bの表し方】
コード
0 0001101 0100111
1 0011001 0110011
2 0010011 0011011
3 0111101 0100001
4 0100011 0011101
5 0110001 0111001
6 0101111 0000101
7 0111011 0010001
8 0110111 0001001
9 0001011 0010111