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「コンテンツグローバル需要創出促進・基盤強化事業費補助金」活用によるJPO出版情報関連システムの基盤強化の実施について

2022年2月28日
一般社団法人日本出版インフラセンター(JPO)
出版情報登録センター(JPRO)

各位

 日頃より一般社団法人日本出版インフラセンター(JPO)の活動にご助力、ご支援を賜り、篤く御礼を申し上げます。
 本年度JPOでは、経済産業省令和2年度補正予算による「コンテンツグローバル需要創出促進・基盤強化事業費補助金」(事務局:特定非営利活動法人映像産業振興機構)を活用し、以下の取り組みを実施いたしました。
 出版業界が直面している読者バリアフリー法や諸問題への対応として、一般ユーザー向け本の検索サイト「Books(https://www.books.or.jp/)」を改修し、異版(*)を紐づけし、わかりやすく表示するなどの対応をいたしました。(別紙参照)
 今後とも出版業界のインフラ整備を強化し、多様化する出版コンテンツに対応すべく、取り組む所存でございますので、引き続きご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
(*異版とは、判型違い、オンデマンド版、他社刊行物等、元本と発行形態が異なるものを指します。)

【事業概要】

事業の名称 JPO出版情報関連システム基盤強化事業
事業期間 2021年7月1日〜2022年2月28日
事業概要 本事業は、出版業界が直面している読者バリアフリー法への対応、収益力強化並びに国際競争力強化に向けた新たな市場開拓の必要性等の課題解決に向け、当法人で運営している出版情報関連システムの基盤強化を行った事業である。
具体的な実施内容及び効果は、以下のとおりである。
  1. 読書バリアフリー法への出版界の対応並びに読書環境の充実に向け、まず、『オーディオブック』の情報提供をBooks(一般向け本の検索サイト)で行い、視覚障害者のみならず、高齢者等も含めた読書機会拡充への基盤構築ができた。
  2. 多様なコンテンツへの対応及び読者への訴求力強化に向け、元本と異なる版(電子書籍、文庫版、オンデマンド、オーディオブック等)との紐づけを強化し、その関連性をBooksで表示可能としたことにより、読者の入手の選択肢の拡大に大きく貢献できた。
  3. 出版情報の品質向上、国際標準化、出版情報の海外への発信強化に向け、
    • 国内分類コード(Cコード、NDC)から国際分類基準(Thema)への自動変換機能の開発を行い、その有用性が確認されたことから、実用化に向けた基盤が構築できた。
    • これまで、取次会社が作成し、書店に配布していた定期雑誌のカタログ冊子『雑誌のもくろく』をアプリ化、検索等を可能とし、書店業務の効率化に寄与、今後のヴァージョンアップでさらなる利便性向上をめざす。

<本件に関するお問合せ先>
一般社団法人 日本出版インフラセンター事務局